奈良吉野の染織工房|空蝉 -utsusemi-

Otonamiの草木染め体験、7月のテーマは藍染め!

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Otonamiの草木染め体験、7月のテーマは藍染めです!

藍染めといっても様々な染め方があり、Otonamiの体験では代表的な2種類の藍染めを「鹿の舟」「空蝉のアトリエ」でそれぞれ行います。

お申し込みはこちらから→Otonami体験サイト

 

 

2種類の藍染めについて

藍染めには大きく分けると1)「生葉染め」と2)「建て染め」の2つの方法があり、同じ藍の葉を使っていますが染める工程も染め上がる色合いも全く異なります。

 

1)藍の「生葉染め」   会場:鹿の舟

 

 

 

工房で栽培している藍草を刈り取ったものを鹿の舟に運び、葉を摘みとるところから体験を行います。

 

そうして摘んだフレッシュな藍の葉をミキサーにかけ、濾してできた染液に生地を浸して常温で染める方法です。

 

→生葉染めで染まる色:シルクなどの動物性繊維は鮮やかなスカイブルーに、コットンやリネンなどの植物繊維は薄い水色に染まります。

 

 

2)藍の「建て染め」  会場:空蝉のアトリエ

 

 

 

藍の葉を大量に摘み取り乾燥させたものを120日ほどかけて発酵させて藍泥のようにしたものを「蒅(すくも)」と言います。

 

この蒅に、木灰からとった灰汁(あく)を加え二次発酵させる過程を「藍を建てる」といい、この発酵の力を借りて染める藍染めを「建て染め」といいます。

 

空蝉では蒅と灰汁と貝灰のみを使う、今では貴重になった伝統的な手法で藍を建てています。「本藍染め」「正藍染め」などとも呼ばれるもので、この藍甕の中にストール生地を浸して藍を染めていただきます。

 

建て染めで染まる色:華やかな縹(はなだ)色~染め重ねることにより深い藍色に染まります(植物繊維も動物繊維も濃く染めることができます)


発酵した藍の液を良い状態に保つには毎朝毎夕かき混ぜたり温度管理などの手入れが必要で移動させることができないため、建て染めは空蝉の工房のみで行います。

 

 

この夏ぜひ、本物の藍染めにチャレンジしてみてください!

 

お申し込みはこちらから→Otonami体験サイト

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